音楽活動でプロを目指す人へ

音楽活動でプロを目指している人に読んでほしいブログです。長年、インディーズバンドで活動してきた僕の経験などを書き残していきます。これからプロを目指す方に、何かのお役に立てたらと思っています。

【初心者】パートを選ぶ ベース編

今回はベースの話です。

ベースにもいくつか種類がありますが、皆さんが1番見たことのある、エレキベースについて書きます。

あまり音楽に詳しくない方で、ギターとベースの区別がつかない人もいるそうです。
弦が4本なのがベースです。
※特殊なベースで、5本、6本あるベースも存在します。

ギターに比べて音はとても低く、よく「ボンボンボン」なんて擬音で表現されたりします。
やはり素人の方で、音楽を聴く時にベースの音を意識してない人がいます。
「このベースのフレーズかっこいいよね」と言ってもポカンとされたことがあります。
楽器をやってなくても、音楽好きならそんなことはないと思いますが、、、とにかく目立たないパートです。

しかし、音楽を作る上で、ベースはとても大切です。
僕はギタリストですが、ドラムやベースに比べたら、ギターなんかあってもなくてもいいパートです(笑)
ドラムやベースは屋台骨。
歌はメインディッシュ。
ギターは装飾くらいに思っています。


以前、ベースはリズム楽器だと書きました。
でも、ベースもメロディーを出してますね?
ベースはリズムを生み出すだけでなく、メロディー楽器だととしての役割も持っています。
ドラム等と、他の楽器を調和させる役割でもあります。

しかし、ベースの真価はやはりリズムにあります。
ベーシストにまず求められるのは、ドラムとの調和です。

他の楽器も、ドラムと息を合わせる必要はありますが、ベースの場合はよりシビアです。

■ドラムと合わさって完成

例えば、ベースのフレーズを考える場合、ドラムのバスドラムの音とタイミングを合わせるのが基本です。
バスドラムとベースが合っていると、演奏に芯が通ります。
ここがバラバラだと、なんだかノリの悪い演奏になってしまいますが、息が合うとすごくリズミカルになります。
ギターも、ドラムを意識はしていますが、ベースほどシビアではないですし、結構自由にアレンジを考えることができます。

いいバンドになるには、ドラムとベースの息が合っている事が重要。
よってこの2人は「リズム隊」なんて呼ばれたりします。

■他の楽器の引き立て役

そして先にも書いたように、メロディー楽器としての役割。
それも、主旋律ではなく、他の楽器を際立たせるためのフレーズをひく役割です。

複数の音が混じるとハーモニーが生まれると、以前書きましたね。
ベースのような低音が交わる事により、歌やギターのメロディーが引き立ち、音楽に幅が生まれます。
ベースはリズムでも、メロディーでも、基本的には引き立て役なのです。

そのため、なかなか1人では音楽として成立しにくいです。
弾き語りをするにも、ベース以外の楽器がほしくなります。
そのせいか、ベーシストを志す人は、ギターに比べたらやや少な目です。
ギタリストだと、なかなか加入するバンドが見つからなくても、ベーシストなら見つかりやすいでしょうね。


■ベースは引き立て役で終わるのか?

いえ、ジャンルによりますが、ベーシストがすごく目立っている音楽も色々あります。
例えばファンクなど、リズミカルな音楽の場合、ベースのかっこいいフレーズが前面に出ていて、ベーシストの人気も高いです。

ロックバンドでも、そういった音楽の影響を受けていて、ベースが目立つバンドも色々あります。
レッドホットチリペッパーズなんかはそうですよね。

目立つベーシストになるか、引き立ち役に徹するか、あなた次第といったところです。