【初心者】パートを選ぶ ボーカル編(1)
音楽を始めるにあたって、まず決めること。
それは、パートは何にするのか?
どういう形態で始めるのか?
ということだと思います。
本来は、何かしら楽器を子供の頃からやっていて、その道に進むのが自然なこと。
でも、
「楽器も何もやってないけど、とにかく音楽のプロになりたい!」
なんていう、初期衝動というやつもわかります(笑)
プロになりたいのなら、そういうガムシャラ感も必要だと思います。
でも、何もないヤツがプロになんてなれないのは事実。
現実は、今あなたが思っている、何千倍も厳しいのです。
だから、今すぐアマチュアの音楽活動をスタートしましょう。
明日からではありません。
今日からです。
何の経験もないならば、楽器をやったり、歌ったり、色々経験すればいいと思います。
ただ、参考までに、方向性を決める際の考え方のポイントを教えます。
◼︎歌が歌うか?楽器をやるか?
まず大きな選択はここだと思います。
自分は歌手になりたいのか?
それとも、楽器をやりたいのか?
バンドならともかく、アイドルやシンガーソングライターなどを目指すなら、これはもう歌を歌うしかないです。
おそらく、ボーカルをやりたいと思っている人が、大多数ではないでしょうか?
しかし、、、
ボーカルを選択しようと思っている人に、少しだけ良いことと、少しだけ厳しいことを言います。
◼︎ボーカルというパートは最も才能が必要
これを読んでいて、歌手になりたいと思っている人に聞きます。
あなたは楽器がひけますか?
あなたは楽器もひけないけど、歌ったことがあるから、歌ならできそうだからボーカルを選ぼうとしてませんか?
だとしたら、大きな間違いです。
ボーカルというのは、楽器でプロになる以上に、才能が必要とされるパートです。
楽器でプロになるほうが、よっぽど簡単です。
素人でも、カラオケくらいは行ったことがあるでしょう。
学校の音楽の授業でも、楽器もしますが、歌がメインです。
つまり、歌なら歌ったことのある人がほとんどなんですね。
楽器というものは、なんだか難しそう。
指や体が動くようになるのか?
でも、歌ならとりあえず、歌ったことがある。
カラオケに行くと、友達にも褒められる。
はっきり言います。
カラオケで上手いなど、なんの役にも立たないレベルです。
カラオケはそもそも、なんとなく上手く聞こえるような仕組みになっています。
よほどの音痴でなければ、通用する世界なのです。
僕も、何年間もの活動で、歌手志望の人に何人もあってきました。
その中で一番多いのが、本格的な活動をやったことはないけど、カラオケは自信ありますという人です。
そしてそういう人で、歌が上手かった人に会ったことはありません。
バンドをバックに歌わせると、すごい下手だったり、ある程度歌えても、お金をとれるレベルではなかったり。
そんな人ばかりです。
今は下手かもしれない。
でも練習するから!
頑張るから!
そうかもしれません。
しかし、練習するのは当たり前です。
プロでも練習するのですから。
それに「才能が必要」と僕は書きました。
ボーカルをするための「才能」とは何か?
それは実は歌の上手い下手だけではありません。
事実、そこまで上手くない人でもプロになった人はいます。
しかし、努力を超越した、才能がある人だけです。
努力も必要だし、才能も必要なんです。
では、ボーカルに求められる才能とは何か?
次回、もっと詳しく解説していきます。